Kyoto DU

作品など

Ki-Pro×京都みなみ会館 上映システム使用レポート

京都市南区にあるミニシアター「京都みなみ会館」で2012年5月5日(土)~11日(金)まで開催された若手映画作家特集「Mogen Sie Kino? 映画は好きですか? vol.1」にて Ki-Pro上映システムを使用していただきました。開催期間中、当館の牧野裕也さんにお話を伺っています。

Ki-Pro×京都みなみ会館

使用者へのインタビュー

kyotoDU:普段、京都みなみ会館さんでの上映作品に関して、上映素材(デジタル作品)はどのようなフォーマットのものが主流ですか?

― HD素材であればBlu-ray、SD素材だとのDV-CAMやDVDでの上映が多いですね。

kyotoDU:上記の上映素材について、出力機器等の利便性について普段お考えになっていることをお聞かせ下さい。

― Blu-rayやDVDなどは民生用の規格でもあるので、民生機器での再生が可能な点は評価しています。ただ、ディスクとプレイヤー(メーカー)との相性もあり、 場合によって再生できないケースもあります。そういった意味で劇場では常に複数台のBlu-rayプレーヤーを常備しています。
ただ、以前上映中に作品内のチャプターを飛ばして再生されてしまったケースもあり、そういった予測不可能なトラブルへの対応という面では、上映に対する不安要素は拭いきれない所があります。

kyotoDU:実際にKi-Proを使用されていかがでしたか?

― 操作性にクセは感じるものの、画質は良かったように感じます。何よりも手軽ですね。
現在、デジタル上映用に「DVD」「Blu-ray」「DV-CAM」対応の複数台のデッキを一つのプロジェクターに接続しています。 たとえ同じデッキでの再生でも、上映素材1作品ごとにそれぞれ「アスペクト比」や「ズーム比率」の調整を毎回行わなければいけないのですが、 上映素材がKi-Proに統一されれば、映画館の映写現場で番組ごとにその都度の調整をかけなければならないという煩雑な状態から解放されるのではないかという期待はあります。 (Ki-Pro上映は事前に SD、HD共に1920*1080の解像度に変更しておけるので)
心配なのは、運用実績は聞いていますが上映中に再生が止まってしまうのではないか、データが突然破損して上映不可能になることなどがデジタルの面での予測できない点です。 これはデジタル上映そのものに対して不可避な問題ですが、例えばフィルム映写の場合、故障については可視が可能な物理的なものが多いので、 直前にプリント状態などを点検しておけばトラブルを未然に防ぐ処置も可能で、原因も追求しやすい。デジタル上映の不安は付き物ですが、今回の上映では再生トラブルはありませんでした。

Ki-Pro×京都みなみ会館

京都みなみ会館

Ki-Pro×京都みなみ会館

京都みなみ会館で使用した機材

kyotoDU:Ki-Proを扱う際には事前準備として上映素材をFinalCutPro(Mac)等のソフトを使用して変換する作業が必要になりますが、その辺りのPC環境などはどうされましたか?

― 劇場には事務用のWindowsPCしかないので、私物のMacBookProを用いました。

[SD規格で制作された作品]
SD規格で撮影された作品は、miniDVテープに収録された素材をFinalCutProで取り込み、Io-HD(AJA社製マル チコンバーター)経由でアップコンバート処理後、Ki-Proに収録しました。 Io-HDはKyotoDUからお借りして作業をすることができました。

[HD規格で制作された作品]
HD規格で撮影された作品は、それぞれ撮影素材・編集機器も異なっていましたが、FinalCutProで編集された作品は、 作品提供者の作家さんにKi-Pro上映フォーマットであるProres422で書きだしてもらったファイルをポータブルHDDに収録していただき、Ki-Proに転送しました。

Premiere(Adpbe)で編集された作品は、FinalCutStudio付属ソフトCompressorで上記と同じくProres422に変換しています。
Avidで編集された作品もあったのですが、今回は時間の余裕がなく、AvidのフォーマットのファイルをMac環境で取り込むには至らず、この作品だけBlu-rayでの上映となりました。しかし本来はAvidで制作された作品もSDI経由で映像出力することでKi-Proに収録することが可能ですし、今回も時間があれば実現できたと思います。

Ki-Pro×京都みなみ会館

今回使用したPanasonic社のTH-D5500

Ki-Pro×京都みなみ会館

京都みなみ会館のスタッフ・牧野さんにインタビューに答えていただきました。

kyotoDU:今後Ki-Proの導入等についての評価や課題についてお聞かせ下さい。

― 劇場での運用を考えると、今後デジタル素材での上映が、Ki-Proのモジュールが配給会社から送られてくるという形はひとつの理想かもしれません。主流となりつつあるDCPはどうしても設備投資に莫大な費用がかかります。費用対効果、既存の設備を活かしつつFullHD上映素材を扱うことができる点は魅力的です。


担当:京都みなみ会館 牧野裕也さん
インタビュー:KyotoDU 唐津
上映プロジェクター:TH-D5500[Panasonic社]

Outline
概要 Outline
KyotoDUでは、ASKDCCご協力の元「映画祭・上映会・ギャラリー展示」などのHD上映支援を行っています。
Ki-Pro上映ににご関心がおありの法人・団体・個人様は、お気軽にKyotoDUへお問合せください。 企画内容や使用条件等をご相談の上、ベストなスクリーニングの実現にご協力いたします。
実施内容
  • Ki-Proを使用した上映デモ
  • 上映コーディネート
対象
  • 映画祭事務局
  • イベント企画オーガナイザー
  • 施設運営者
  • 製作・配給関係者
お問い
合わせ
Contact
担当 KyotoDU 田中、唐津
協力 ASKDCC
販売代理店(関西) 株式会社 コブ
Ki-Pro×京都シネマ 使用レポートはこちら
Ki-Pro×神戸芸術工科大学映像表現学科上映会レポートはこちら
ページの先頭へ